
現代人は視力が悪い。私も例に漏れず、長年メガネ&コンタクト生活だった。
そんな生活に終止符を打つべく、ICLの検診に行き、レーシックを申し込んだ。その経緯を話していきたい。
この記事の目次
- 視力が悪いことはデメリットだらけ
- 矯正する必要がある
- 矯正しなくてもダメ
- 矯正するならレーシックかICL
- 品川近視クリニックへ
- ICL・レーシックに対する誤解
- レーシックの特徴
- ICLは”しっかり手術”
- レーシックを受けることを決断
- レーシックのプランも色々ある
- 「Lext」を推してくる
- Lextは付けなかった
- 紹介制度で安く申し込めた
- 遺伝子検査をして帰宅
- 施術当日
視力が悪いことはデメリットだらけ
視力の悪さは思っている以上にデメリットを抱えている。
メガネやコンタクトで矯正する必要がある

視力が悪いとメガネ・コンタクトでの矯正が必須だ。共通のデメリットとしては”お金がかかる”・”付け外しが面倒”・”付けないと目が見えない(旅行先・災害時等)”などが挙げられる。これだけでも馬鹿にならない。
コンタクトの場合、シンプルに”目の健康に悪い”。費用や着脱の面倒はメガネ以上だ。
メガネを掛ける場合は、容姿が悪くなる。「それは言い過ぎ」と一見思えるが、そんなことはない。

伊達メガネならおしゃれに使えるだろうが、近視用眼鏡は目を小さくする効果がある。これが致命的。度が強いほど顕著で、私は長年悩まされていた。
容姿で人間の価値は決まらないが、実際のところ他人に与える影響は大きい。私自身もメガネを掛けている時といない時で、”他人からの接し方が違うな”と感じたことは何度もある。人間なんてそんなもん。
自分はコンタクトと眼鏡をバランスよく付けることで、上記デメリットとなんとか付き合ってきた(詳細は下記記事↓)が、正直うんざりしていた。

矯正しなくてもダメ
矯正しなくてもなんとか生活できるレベルの視力であれば、メガネやコンタクトを付ける必要はない。だがそれでもデメリットがある。機会損失に繋がるからだ。

微妙な視力で生活すると、取得できる情報量が少なくなる。目が良ければ気付けたはずの多くのチャンスを逃すことになるのだ。
例えば、友人との待ち合わせや捜し物に余計な時間がかかる。人間は目からの情報が83%と言われているので(『産業教育機器システム便覧』(教育機器編集委員会編 日科技連出版社 1972))、視力が悪いことのインパクトは大きい。
また、目が悪い人は目を細めがちだ(目を細めると遠くまで見えやすくなるので)。これにより見た目の印象が悪くなる。
小学生の頃、目を細めがちだったため「キツネ」と言われていたのが思い出される。極めて不快だ。
矯正するならレーシックかICL
私は、コンタクトの度数でいうと”-6.00″で割と悪い部類に入るので、上で述べたデメリットがモロに当てはまる。
コンタクト・メガネから脱却するには、レーシックかICLしかない。(”オルソケラトロジー”というのもあるがコンタクトと手間が変わらない)
というわけで、どちらを受けるか迷いつつ、可逆性の高いICLを受けようと品川近視クリニックに検診を申し込んだ。
品川近視クリニックへ
申し込む段階でちょっと驚いたのだが、検査当日まで3日間コンタクトを付けないよう言われる。”正確に眼球を検査するため”らしいが、意外と困った。
そして検診当日、まずは目の検査から始まった。

”C”を指差す視力検査から、目に風を当てる眼圧測定まで様々。進める中で「若干乱視が入っていること」「効き目が右目であること」を教えてもらった。初めて知った。
一通り検査が終わると、カウンセラーに呼ばれ説明を受ける。ここで、レーシック・ICLともに可能な眼球であることを告げられた。
ICL・レーシックに対する誤解
説明が進むにつれ、やんわりとレーシックを勧められていることに気づく。
「こっちはICLを申し込みに来てるんだ!」と思いつつ話を聞き続けると、自分が多少なりとも誤解していることが分かってきた。
レーシックの特徴
改めてだが、レーシックは「専用の機械を用いて、目の表面をレーザーで薄く削り矯正する手術」だ。

価格はICLよりは安く、10万〜50万円ほど。手術としては手軽で、日帰りで施術することが可能だ。
リスクは一度手術をすると角膜の状態を元に戻せないことが大きい。
他にも、夜間に視力が低下するハローグレア・ドライアイになる可能性や、数年後視力が戻る可能性が挙げられる。
レーシックに関しては、おおかた認識通りだった。一方、ICLは自分の認識とかなりズレていた。
ICLは”しっかり手術”

ICLは「眼内レンズを虹彩の裏側に挿入し視力矯正する手術」だ。
価格は40〜60万円ほどで、目が飛び出るほどではない。しかし、人が目にメスを入れる”しっかり手術”である。当たり前かもしれないが、私は認識が甘かった。
当然、準備期間・術後検診期間の長さはレーシックの比ではない。合併症や副作用のリスクもある。
”視力が落ちにくい”、”万一の場合レンズを交換できる”というメリットもあるが、「角膜が薄かったり視力が悪すぎてレーシックができない人の為の選択肢」という認識が無難だろう。
レーシックを受けることを決断
説明を踏まえ、レーシック施術を決断した。
品川近視クリニックとしては、レーシックの方が儲かるから勧めていた部分もあっただろう。それも含め総合的に考えた上で決断した。
レーシックのプランも色々ある
とはいえまだ決めることがあった。レーシックのプランだ。種類は下記の通り。

「Lext」はオプションなので、「アマリス750Zレーシック」が最も高額なプランとなる。「アマリス1050」という4〜50万のプランも説明されたがHPには載っていなかった。
レーザー照射の精度・術後のハロー、グレアの発生率を踏まえると、現状「クリスタルZレーシック」以上が検討すべきラインになってくる。
品川近視クリニックとしては「アマリス750Zレーシック」を当然勧めてくる。これはまあ良いが、セットで「Lext」についても強く推してきた。
「Lext」を推してくる
Lext(レクスト)とは視力回復と角膜強じん化を実現する施術だ。角膜強じん化には、レーシック後に生じる可能性がある近視戻りを防ぐ効果があるらしい。
さらに2つメリットがある。
1つ目は、本来15年の保証期間が生涯保証になることだ。何年後でも無料で再度レーシックを施術できる。
2つ目は、無利子で分割払いが可能な点だ。HPには書いていないが、Lextを付ければ無利子で60回分割できると説明された。これは魅力的だった。
Lextは付けなかった
それでも私はLextを付けなかった。その理由は2つ。「効果が立証されていない」「高額」の2点だ。
大前提として角膜強じん化の効果は立証されていない。論文数が少なく、効果は立証するには不十分なのだ。
角膜強靭化の論文については以下↓の記事が非常に参考になる。
https://kato-naoko.com/2020/11/09/レーシック-エクストラ(lasik-xtra)に関する文献的な考/
加えて高すぎる。レーシックだけであれば、後述する紹介制度により26万で受けられるのに対し、Lextを付けると55万となる。
”目に関わることだからいくら払っても良い”という考えもあるだろうが、20代半ばで、効果が立証されていないオプションに追加で29万(レーシックと合わせて55万)払うのはナンセンスだと判断した。
紹介制度で安く申し込めた
そんなこんなで、31万のアマリス750Zレーシックに申し込んでゴールしたわけだが、実際に払った金額は26万(キャッシュバック含めると22万)となった。
理由は紹介制度を利用したからだ。これは誰でも使える。
具体的な方法は以下の記事↓に記載しているので読んでほしい。正直利用しない手はない。

遺伝子検査をして帰宅
最後に、レーシックを受けるには「遺伝性角膜混濁に関する遺伝子解析検査」が必要とのことで、検査を行った。
口腔内の粘膜を採取するだけ(綿棒を口の中で撫でるだけ)なので一瞬で完了。
レーシックの支払いは当日行うことになったので、遺伝子検査の費用1万だけ支払いし、この日は帰宅した。
施術当日
ここまでがICLの検診に行き、レーシックを申し込んだ経緯となる。
施術当日の流れは以下↓の後編記事で記載しているので、参考にしてほしい。

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